星野源「非イケメン」なのに絶大な人気の理由

「逃げ恥」が好評!「才能なし」なんて関係ない

しかも、そうした感情や成功談を押しつけようとしないのが星野さん。文庫版になった著書『働く男』の冒頭一文には、「働きたくない」「働かないで済むのなら、仕事をせず、ずっと遊んでいたい」と脱力感たっぷりの文章が書かれていました。これは星野さんの人柄であると同時に、「話のハードルを下げてから、本当に言いたいことを伝える」というトークテクニックとも言えます。

ビジネスパーソンにとっても、仕事の面白さや達成感を「すべてを自分中心に、平熱で感じることができる」ようになれたら、星野さんのような成功を手にしているのかもしれません。

「人見知りを卒業した」シンプルな理由

最後に、私が最も納得させられたコメントを紹介しましょう。星野さんは又吉直樹さんとの対談で、「昔、自分のことを人見知りだと思ってたんです。でも、今は人見知りって気のせいじゃないかって思うんですよね。『人見知りです』と言うのって、『コミュニケーションをとる努力をしない人間なので、気を遣ってください』というのと一緒なんじゃないかと気づいてから恥ずかしくなって」と語っていました。

そのルックスが「どう見ても人見知りに見える」星野さんが言うのですから説得力があると思います。ビジネスパーソンの中には、「俺は人見知りだから」「会話上手じゃないから」という意識のもとに、「話しかけられたらこちらも話す」という受け身の人が少なくありません。しかし、それは『努力しません』という宣言になってしまうので、気をつけたいところです。

「イケメンでも長身でもない男」「演技も歌も文章も才能にあふれているわけではない男」の星野さんが、なぜこれほど好感度が高いのか? ここまで読んでくださった人は、それなりにその理由が分かってもらえたのではないかと思います。今後、星野さんがどんな道を歩んでいくのか、ビジネスパーソンのヒントになる存在だけに、ぜひ注目してみてください。

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