クリントン氏「FBIの再捜査公表が敗因だ」

「トランプ氏が攻撃材料に利用した」

11月12日、米大統領選の民主党候補だったヒラリー・クリントン前国務長官は、選挙戦終盤に米FBIのコミー長官が国務長官時代の私用メール問題を蒸し返したことが敗因との考えを示した。ニューヨークで9日撮影(2016年 ロイター/BRIAN SNYDER)

[ニューヨーク/ワシントン 12日 ロイター] - 米大統領選で共和党候補ドナルド・トランプ氏に敗れた民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官は12日、選挙資金提供者との電話会議で、選挙戦終盤に米連邦捜査局(FBI)のコミー長官が国務長官時代の私用メール問題を蒸し返したことが敗因との考えを示した。会議に参加した2人が明らかにした。

8日の大統領選では、事前の世論調査のほぼすべてがクリントン氏の勝利を予想していた。

関係者によると、同氏は12日の電話会議で、自身の陣営が選挙当日までの世論調査結果の推移を分析したところ、コミー長官がメール問題の再捜査を公表した10月28日付の議会宛て書簡が世論の転換点になっていたことが分かったと説明。再捜査の公表を契機に、ウィスコンシン州など中西部北部での支持が減ったと述べた。

コミー長官は選挙直前の6日になって、再捜査の結果、クリントン氏を訴追しない方針を表明したが、クリントン氏はすでに政治的なダメージを受けていた。

ウィスコンシン州は1984年の大統領選で共和党候補が勝利した後は民主党候補が制してきたが、クリントン氏はここで敗北。1988年の選挙後は民主党が制してきたミシガン州はまだ集計作業が続いているが、共和党が優勢とされている。

クリントン氏は電話会議で、トランプ氏がコミー長官の発表を攻撃材料に利用したと語ったという。

クリントン陣営は、選挙直前の1週間で支持候補を決めた有権者はクリントン氏よりもトランプ氏に投票した可能性が高いと分析した。

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