BMWミニ「クロスオーバー」はここまで変わる 2017年に日本上陸の2代目をいち早く解剖

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モデルラインアップは、最高出力100kW(136ps)、最大トルク220Nmを発揮する1.5リッターの直列3気筒ガソリンターボエンジンを搭載するクーパー カントリーマンのほか、最高出力141kW(192ps)、最大トルク280Nmを発揮する2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン搭載のクーパーSカントリーマン。

最高出力110kW(150ps)、最大トルク330Nmを発揮する2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載するクーパーDカントリーマン。同じく2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンながら最高出力140kW(190ps)、最大トルク400Nmを発揮するクーパーSDカントリーマンを用意。全車がクーパー仕様となる。

さらに、システムトータル出力165kW(224ps)、最大トルク385Nmを発揮する3気筒ガソリンエンジンに加えモーターを搭載するプラグインハイブリッドモデル、クーパーS EカントリーマンALL4も、ミニ シリーズ初のPHEVとしてラインナップした。ちなみにPHEV以外のカントリーマンのラインナップはFFが基本となるが、全車で4輪駆動のALL4をオプションとして選択可能である。

BMW i8と同じ4WD方式を採用

ガソリンエンジン搭載車ならびにディーゼルエンジン搭載車では、6段MTのほか6段ステップトロニック付きATも用意し、クーパーS以上はATで8段ステップトロニックを選べるほか、最もパワフルなクーパーSDカントリーマンでは8段ステップトロニック付きATが標準装備される。さらに全車ともオプションで、アクセルペダル特性やトランスミッションの変速スピード、エンジンサウンドを、ミッド/スポーツ/グリーンの3つのプログラムで変化させるミニ ドライビングモードを装備可能だ。これは2つのセッティングを持つダイナミックダンパーコントロールとも連動し、カントリーマンをよりスポーティに走らせることができる。

ミニ初となるPHEVのクーパーS Eカントリーマン ALL4は、クーパー カントリーマンが採用する最高出力100kW(136ps)、最大トルク220Nmの1.5リッター直列3気筒ガソリンターボエンジンに、65kW(88ps)と165Nmを発揮する電気モーターを組み合わせた外部充電が可能なハイブリッドシステムを搭載する。ユニークなのは、ガソリンエンジンは6段ステップトロニック付きATを介し前輪を駆動、電気モーターはシングルスピードトランスミッションを用いて後輪を駆動する、前輪/エンジン+後輪/電動駆動となるBMW i8と同じ4WD方式を採用する点だ。

リアシートの下部に7.6kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーを搭載するPHEVは、センターコンソールに配置されたeトグルスイッチをオンにすることで、電気モーターのみで最高速度125km/h、最大40kmのEV走行が可能。ミニの持つゴーカート感覚の走りを、より鮮明に打ち出すのだという。

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