浅田真央が愛用する寝具メーカー会長の転機 父の会社を継ぐか、サラリーマンになるか…

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キーワードを基にビジネスのヒントを聞く日テレNEWS24・デイリープラネット「飛躍のアルゴリズム」。今回は、エアウィーヴの高岡本州氏。大学院修了後、就職が決まっていた高岡氏は父の説得で一転、家業を継ぐことに。何があったのだろうか。

高岡氏は1960年生まれの56歳。慶応義塾大学の大学院修士課程を修了し、父が社長を務める日本高圧電気株式会社に入社。その後、37歳で社長に就任した。一方で、赤字の親戚の会社を引き取り、浅田真央さんも愛用する新次元マットレスパッド「エアウィーヴ」の会社を設立し、代表取締役会長を務めている。

就職を決めたら父が上京してきた

――ひとつ目のキーワードは「突如、配電機器メーカーを経営していた父が上京。『会社を継いでくれ』と説得され、就職は取りやめに…」。これはいったい何があったのでしょう。

慶応大の大学院でビジネススクールに行きました。それを出た後、父の会社にすぐ就職すると面白くないので、東京のシンクタンクに就職を決めて、「決まった」と言ったら、父親が上京してきました。説得されたんです。

――そう言われてどうされたんですか?

それまで2年間、私が東京にいた間、一度も上京しても「会おう」と言わなかった父に、まあその時だけは呼び出されました。朝ご飯を食べながら「やめろ」としか言わないので、これはよっぽど悪いことをするのかと思ってですね。後で考えると、やっぱりあの時、もし東京のシンクタンクに入ったら、家業である配電機器の会社を継がずに、どっか行ってしまうと思ったのかもしれないですね。

サラリーマンをやってみたかった

――それで上京されたということなんですね。ちなみに就職を取りやめにしましたが、本当は「こんなことやりたかった」ってありますか。

僕はサラリーマンやりたかったですね(笑)。やっぱりなんていうんですか、一般の企業で働いて、そういうとこで、自分がどういうふうなのかっていうのを試してみたかったというのがあります。

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