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グローバル経営支援セミナー ミャンマー編 アジアのラストフロンティア、ミャンマー進出の期待と課題

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「ミャンマーのビジネス環境
~現地視察にみる期待と不安~」

愛知大学
地域政策学部 教授
名和 聖高 氏

愛知大学の名和聖高氏は現地で収集した情報をベースにミャンマーの現状を説明した。ヤンゴン近郊で唯一インフラが整っているミンガラドン工業団地では7社が操業、4社が工場建設中と日系企業進出も増えつつある。ヤンゴンでは、富裕層向けのほか、庶民向けのショッピングモールもあり、消費市場としての可能性も増しているという。物流は、ヤンゴン港(ティラワを含む)のほか、陸上の「GMS(大メコン圏)経済回廊」の整備とダウェイの開発が期待される。名和氏は中国、東南アジアからインド洋へのゲートウエイとしてミャンマーは地政学的に重要で「インド方面への物流の核になる可能性がある」と述べた。

【第4部講演】
「ハニーズのミャンマー戦略
〜チャイナプラス1〜」

ハニーズ
代表取締役社長
江尻 義久 氏

若い女性向けの衣料製造販売を手掛けるハニーズの江尻義久氏は「中国の人件費上昇を受けたチャイナプラス1の取り組み」としてミャンマー進出を決断した。人件費が安く、残業もいとわずに加算給を求める意欲的な労働力といった魅力がある反面、農繁期に実家に帰ったり、会社による評価の不満から辞めるケースも多く、公平な評価や待遇面の工夫など、離職防止対策も必要という。江尻氏は「電力不足などの課題が山積するミャンマーが生産基地国として軌道に乗るには時間がかかる。だが、すべてが整うのを待っていても時期を逃してしまう。長い目で考えて、思い切ることも大事」と語った。

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