米国銀行の貸出機能に正常化の動き

景気・経済観測(米国)

アップルは過去最大級の起債をした(撮影:吉野 純治)

米国では、今年に入って企業の社債発行が相次いだ。4月末に、アップルが米国における投資適格級の社債発行としては過去最大の規模となる170億ドル(約1兆6500億円)もの起債を行ったことは、読者の記憶にも新しいだろう。

アップルのみならず、マイクロソフトやペプシコといった大企業の社債発行が続いたことで、1~4月の合計社債発行額は、統計開始以来最高額を記録した昨年をさらに1割近く上回っている。

足元では、米連邦準備制度理事会(FRB)が実施している証券買い取りペースが早期に縮小するとの観測が高まる中、相対的にリスクの高いハイイールド債を中心に金利が上昇し、発行を見送る動きも出ている。だが、総じて見れば、資金調達を行う企業にとっては比較的恵まれた環境にあるといえよう。

企業の資金調達環境は大きく改善

こうした資金調達環境の改善は、社債のような直接金融に限った話ではない。銀行借り入れを通じた間接金融面でも、資金調達環境の好転が鮮明となっている。

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