エリート専門「お悩み相談室」、開講!
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相談者のタカシさん(仮名)は、日本を代表する大手電機メーカーの社員。趣味はジョギングと筋トレということもあって、見た目は、かなりマッスル系。仕事があまりにも”ドメ”なので、週末ぐらいは「外資系風」に過ごしているようです。帰国子女なのですが、「英語はここ数年、ほとんど使っていない」。

それもあって、「自分は全然、グローバルエリートに近づいていない」と焦っているとのことでした。さて、タカシさんのお悩みの論点は、「グローバルエリートを目指すために、31歳の今、会社を辞めるべきかどうか」。

このお悩みに、「ロジカルシンキング」を使って、答えてみたいと思います。まずは、戦略をたてるときに必須の「ゴール」の設定から始めてみます。

サトチエ:タカシさんは、グローバルエリートになりたいんですか?

タカシ:そうです。

サトチエ:タカシさんのいうグローバルエリートってどんな人をイメージされています?

タカシ:海外で働いていて、高学歴で、高収入っていうイメージでしょうか。

サトチエ:じゃあ、たとえば、アフリカで社員2人だけの会社を運営している、高学歴、高収入の人だったら、どうでしょう?

タカシ:いや、それは僕のイメージとはちょっと違いますね。やっぱり大手グローバル企業じゃないと。国は海外であればこだわらないですが。

サトチエ:タカシさんのいう高学歴ってどういうイメージですか?

タカシ:やっぱりハーバードのMBAとかですよ。

サトチエ:じゃあ、これからMBAを目指すんですか?

タカシ:いや~、もう年も年だし、31歳からではムリだと思うんです。

サトチエ:全然ムリじゃないと思いますけれど……。日本人でも35歳でトップ校に合格している人もいますよ!

タカシ:え、そうなんですか? でも僕はそこまでは……。

サトチエ:高収入っていうのはどのぐらいを設定していますか?

タカシ:1000万円ぐらいでしょうか。ウチの会社では海外駐在するとそのぐらいもらえるんです。

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