株式市場で“いま旬”の会社は414社 「会社四季報」2013年夏号特別調査

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『会社四季報』編集部が、上場会社全社の株式時価総額がピーク(最大)となった時期と金額を調査したところ、2013年に時価総額ピークを迎えた企業は414社に上ることがわかった(調査結果の詳細は、6月14日(金)発売の『会社四季報』2013年夏号に掲載)。

会社四季報編集部では、上場会社3550社について、バブル景気が始まった1986年12月から、今年5月27日の間で、どの時期に時価総額がピークをつけたかを調査。今年に入って時価総額が最大となった上場会社は414社で、全調査対象の11.6%に上った。

バブル真っただ中の1990年の600社、小泉政権下の構造改革期待で日経平均株価が1万6000円台にあった06年の517社に次ぐ高水準だ(右表)。

東証33業種別に見ると、医薬品が上場会社59社中の24社と、4割超の企業が今年に入って時価総額を更新している。

中でも飛躍が目立つのがバイオベンチャーだ。ノーベル賞受賞でiPS細胞が話題になったことや、安倍内閣の成長戦略の一環として再生医療製品の審査期間の短縮が検討されていることなどが支援材料となっている。このほか、ドラッグストア販路に強いロート製薬や大正製薬が好調。OTC医薬品に強い久光製薬も同業種の牽引役だ(上表)。

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