日経平均は大幅反発も月足10カ月ぶり陰線

先物買い戻しに現物がツレ高

週末31日の東京株式市場は反発。昨日の大幅下落の反動で先物に買い戻しが入り、現物がツレ高した。日経平均株価は前日比185円51銭高の1万3774円54銭、東証株価指数(TOPIX)は同1.36ポイント高の1135.78で終了した。日経平均は前日終値比では大幅反発となったが、5月1日の終値1万3799円に対しては25円弱低い水準で終わったため、5月の月足は昨年7月以来、10カ月ぶりの陰線となった。

東証1部の出来高は概算で41億5455株、売買代金は同3兆2441億円だった。売買代金が3兆円を超えたのは18営業日連続となる。

30日の米国株式は反発。NYダウは前日比21ドル73セント高の1万5324ドル53セントで取引を終えた。相次いで発表になった経済指標が市場の事前予想を下回ったことで、「米国連邦準備制度理事会(FRB)による現在の量的緩和政策の規模が当面維持されそう」との見方が広がり、買い物が優勢になった。

外国証券経由の取引開始前の売買動向は売り2420万株、買い3980万株で差し引き1560万株の買い越しと、2営業日ぶりの買い越しになった。

寄付きから堅調で一時1万3900円台回復

これを受けて始まった31日の東京株式は寄り付きから堅調。前日の急落で「自律反発」の色合いの濃い値動きとなった。先物主導で現物がツレ高する展開。1万3900円台を回復し、10時00分には1万3916円まで付けた。買い一巡後も底堅く推移した。対ユーロでの円相場下落も支援材料になったと見られる。前引けは、前日比219円高の1万3808円だった。

午後に入ると、先物に小口売りが断続的に出て、現物も伸び悩み、12時48分には日経平均の前日比上昇幅が92円高の1万3681円まで縮小。その後は先物に小口買いが入り、つれて現物も再び上昇。一時は前日終値比での上昇幅が300円を上回った。ただ、大引けにかけては、週末や月末で持ち高整理の売りが先行し、やや伸び悩んで取引を終えた。日経平均は5月1日の終値1万3799円回復には至らず、市場関係者が注目していたチャートの月足ベースでの10カ月連続「陽線」は達成できなかった。

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