デキない男はメール「即レス」に拘りすぎる デキる人は与える印象の「強烈さ」を重んじる

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メールが来たらすぐ返信するのが、デキるひとの条件だと思っているのなら、それは恥ずかしい勘違いです(写真:Rawpixel / PIXTA)

こんにちは。はたらく女性のかていきょうし、タブタカヒロです。「はたらく女性のかていきょうし」としてお仕事コンサルをしていると、時々こんな質問をいただくことがあります。

「メールって、すぐ返すほうがいいんですか?」

“一流の人はメールの返信が早い”という説を耳にした女性からの質問です。確かに、企業の経営幹部クラスになるような超一流の人の中には、メールの返信が尋常ではなく早い方がいます。しかし、このような方は大抵、「メールを即レスする」だけでなく、少なからず「いったい、いつ寝てるんだ?」と思われるくらい一日中仕事をしています。つまり、メールがすぐに、しかも1日中返ってくることが強烈な印象になり、「一流はメールを即レスする」というイメージを定着させているように思います。

単なる「メールの返事が早い人」では意味がない!

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デキないオトコは「一流の流儀」といった情報に弱いので、単純に「メールを即レスしたら、一流だ」と思い込んでおり、それだけにこだわりすぎるケースをよく見かけます。しかし、残念なことに単なる「メールの返事が早い人」という印象で終わってしまっているケースは少なくありません。

デキるひとの場合、「24時間仕事」型も短時間集中型も、何もメールの返信スピードだけにこだわっているわけではありません。ポイントは、相手に自分の「返信サイクル」を印象付けることです。

デキるひととデキないひとでは、相手に与える印象で差がついているのです。これは、メールの返信法に限らず、仕事上のさまざまなコミュニケーションにおいて言えることです。今回は相手の印象に残るコミュニケーションのお作法について考えていきます。

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