新型ロマンスカー、「観光」以外にもある狙い

小田急複々線化完成の2018年春にデビュー

小田急電鉄が2018年3月から運行を開始する予定の新型特急ロマンスカー「70000形」のイメージ(提供:岡部憲明アーキテクチャーネットワーク、小田急電鉄)

今度のロマンスカーは「赤」――。小田急電鉄は10月20日、新型の特急ロマンスカー「70000形」を導入し、2018年3月から運行を開始すると発表した。バラ色の塗装を身にまとい、伝統の展望席もさらに広々とした眺望が楽しめるデザインに。2005年に登場し、現在も人気が高いロマンスカー50000形「VSE」とともに、箱根への観光特急としての役割を担うことになる。

車両のデザインは、VSEや2008年登場の60000形MSEなどに引き続き、建築家の岡部憲明氏が率いる「岡部憲明アーキテクチャーネットワーク」が担当。「いま設計の真っ最中」という岡部氏は「VSEなどのクオリティを保ち、それとは違った要素も付け加えていく。精悍なイメージのVSEがプリンスなら、ボリューム感のある赤いロマンスカーの70000形はレディ。ペアとなって観光特急の役割を担っていく」と語った。

人気の箱根行き展望特急を増強

展望室付きで人気の高い50000形VSE(提供:小田急電鉄)

新型ロマンスカー導入の主な目的は、箱根への観光特急増強と既存車両の置き換えだ。ロマンスカーは7000形LSE、30000形EXE、50000形VSE、60000形MSEの4車種が運行されているが、中でも観光客からの人気が高いのは展望席を備えた白いロマンスカーVSE。だが、VSEは2編成しかないため、休日は座席の確保が難しい状況が続いているという。また、最古参の7000形は展望室付きではあるものの、登場からすでに35年以上が経ち、更新の時期を迎えている。

そこで、箱根への観光特急用としてキャパシティの大きい新型車両を導入し、合わせて7000形を置き換えることにしたわけだ。

まだイメージの段階だが、外観で目立つのは、なんといっても真っ赤なそのカラーリングだ。ロマンスカーの伝統色はオレンジ系の「バーミリオン」。最古参の7000形のほか、白いVSEや青いMSEにもこの色の細いラインが入っている。今回の70000形ではその伝統色を受け継ぎつつ「オレンジと深紅のバラの色をベースにした色を考えている」と岡部氏は語る。

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1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。