AIGジャパン・ホールディングス

リスクの軽減にフォーカスする事業コンセプトで保険の常識を変える AIGジャパン・ホールディングス

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情報の提供でよりよい判断を支援する

─ リスクを正しく認識するということですね。

ノディン たとえば台風や集中豪雨の時、自動車の大きなリスクに水没があります。そこで、お客様が駐車している場所のリスク情報を提供できれば、事前に自動車を移動するなど、よりよい判断と行動をうながすことが可能になるでしょう。自動車の水没に限らず、AIGでは国内外で膨大な保険金の支払い情報を蓄積しています。それらのデータを分析し、気象情報や地図情報などと組み合わせることでさまざまな情報提供が実現するのです。カーナビに過去の事故情報を加えることによって、リスクの高い場所でのより慎重な運転をうながすといったこともできるでしょう。

─ つまり、損害そのものを避けられるように情報を提供していくと。

ノディン これまでの保険の役割は、何かあった時の損害をカバーすることにありました。しかし、望ましいのは損害が出ないことです。ですから保険会社としてお客様が損害を未然に防ぐことができるような取り組みに注力することにしたのです。それが「ACTIVE CARE」なのです。個人や法人のお客様それぞれにあった情報をお伝えする。そうした情報を提供することによって、最終的にお客様自身がよりよい判断を、そしてより賢明な行動ができるようになればと考えています。

─ 情報は、どのように提供するのでしょうか。

ノディン 特別なハードやソフトを使うことなく、お客様の日常の中で自然な形で情報を得られるようにしたいと考えています。保険の代理店が情報を提供することも考えられるでしょう。AIGの保険代理店はすでにリスクコンサルティング、リスクマネジャーとしてのスキルを有していますから。もちろん情報を提供するだけでなく、これからは「ACTIVE CARE」のコンセプトを具現化するような新しいサービスや商品も投入していかなくてはなりません。

お客様にとって最も価値のある保険会社へ

─ 日本は災害の多い国です。「ACTIVE CARE」が普及することによって損害を未然に防いだり、軽減できたりするようになれば、社会そのものにも大きなインパクトを与えることになるのではないでしょうか。

ノディン まさにそれが目的の一つでもあります。膨大な保険金の支払いのデータや多様な情報を基に、リスクを正しく把握し、お客様が身を守るためのよりよい方法を考えることができます。そのための第一歩が、情報の共有とリスクに対する啓発なのです。

─ これは、何か起きた時の保険というこれまでの常識を変えるきっかけになりそうですが、そうなるとAIGジャパン自身も変革を迫られることになるのではないでしょうか。

ノディン その通りです。この10年間だけを見ても、社会は大きく変わりました。保険業界も変わらなくてはなりません。であるならば、これまでさまざまなイノベーションを起こしてきたAIGこそが真っ先に変わるべきでしょう。AIGジャパン約1万人の社員一人ひとりがイノベーターの意識を持たなくてはなりませんし、保険商品を売るのではなく、お客様のよりよい判断を支援することが責務だと認識をあらためなくてはなりません。それは決して容易なことではないでしょうが、しかし「ACTIVE CARE」を推進すれば必ずAIGはお客様にとって最も価値のある保険会社になると信じています。
 

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