年収1780万円「35歳独身ファンマネ」の家計簿 ワイン好きが高じて自宅にワインセラー

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(左)家計簿/(右)支出の内訳

大学時代から「好きなことと、得意なこと、儲かることが重なるところで仕事をすること」が理想と考えていた彼は、今まさに望んでいた働き方を実現出来ているという。憧れるのは「万能な人間」――特定の領域だけで突き抜けているよりも、多才になんでもこなせる人物だ。有名大学を卒業し、エリート街道まっしぐらに駆け抜けてきた。

「お金には困ってないですし、金額を気にせず買うのが好きなので、何にどのくらい使っているのかきちんと把握していないんですよね。この家計簿は半年分の平均値だと考えてください」

数年後、現在の投資がどのくらい跳ねるかは未知数ではあるが、特に将来に備えて貯金をしているわけではない。投資判断には自信を持っているからこその余裕だろう。そんな田村さんの懐事情から見えてきた生活とは……。

大事なイベントに支払う金額は問わない

食費 21.5万円:高級フレンチで2人で12万支払うことも

「ここぞという時には少し贅沢な食の楽しみ方をする」

「平日は人に会いすぎなんでしょうねえ。土日はその反動で家に篭っていることが多いです」

週に3回はパートナーや投資家、投資先との食事会があり、基本的に秘書が店を選定してくれる。会社からアクセスの良い神田や、銀座、西麻布、六本木にある、肩肘張らないカジュアルな店を毎回選んでもらってるようだ。取材の前日には、『博多ほたる 麻布十番店』に行ったと教えてくれた。

プライベートで利用する店も、気軽に行ける店の方が好きだ。現在住んでいる青山エリアでは、行きつけに出来る店を見つけられていないのが悩み。かつて銀座エリアに住んでいた頃は、ビストロ『ガール・ド・リヨン』に毎週のように通っていたことが懐かしい。

しかし、ここぞという時には少し贅沢な食の楽しみ方をする。最近は、仕事で一山越えた後輩を労い、高級鮨料理店『西麻布 拓』でご馳走した際には7万円ほど使ったという。

デートには格式高いフレンチレストランに行くのが好きで、有楽町にあるグランメゾンの『アピシウス』が気に入っている。以前、誕生日祝いで彼女を連れて行った時は、2人で12万円ほどかかったものの、大事なイベントに支払う金額は問わない。

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