まさかのトランプ大統領誕生を想定してみる 「マーフィーの法則」は知っていますよね?

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最後は恒例の競馬コーナーだ。週末の3連休、10月9日は毎日王冠(GⅡ)、10月10日は京都大賞典(GⅡ)となる。特に毎日王冠(東京競馬場、1800m)は秋のGⅠ戦線の有力馬が抜け出すか、それとも「GⅡ番長」タイプが制するか、難解で興味が尽きないレースとなる。

毎日王冠の本命は、好調・田辺騎手騎乗のロゴタイプで

本命に推したいのはロゴタイプ。朝日FS、皐月賞を制した早熟タイプで、ながらく低迷していたものの、先の安田記念で大復活を遂げた。ところが距離が長いと見られているのか、評価が低いところが狙い目である。鞍上は通算600勝を挙げてこのところ好調の田辺騎手。先週のスプリンターズステークスでは、大本命ビッグアーサーの前を巧みに塞いで、9番人気ソルヴェイグに3着をもたらしている。

対抗は牝馬ルージュバック。人気はこちらが上だが、ここは軽く叩くだけと見て彼女の評価は一段下げる。

アンビシャスは大好きな馬なのだが、宝塚記念の負け方が悪過ぎるので今回は見送り。先週の凱旋門賞におけるマカヒキの嫌な負け方を思い起こすと、ステファノス、ディサイファなどのディープ産駒はどうも買いにくい。春先からのディープ産駒快進撃から潮目が変わったような気配もあり、今週末はその辺を見極めたい。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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