「ジャケパン」がパッとしない男が陥るミス その原因はスラックスの合わせ方にあった

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
拡大
縮小
ジャケットとスラックス、うまく合わせていますか?(写真は筆者提供)

上下の生地や色がそろったスーツではなく、違う生地や色のジャケットとパンツ(スラックス)を組み合わせる「ジャケパン」スタイルのビジネスマンをよく見かけるようになったと思いませんか?堅いといわれる金融業界でさえ、一部の会社部署によってはジャケパンスタイルが許容されているそうです。

私は「プロの目線でユニクロもカッコよく!」をモットーとして、これまで延べ3800人以上のビジネスマンのファッションをトータルコーディネートしてきました。そんな私からは、近年、「ビジネスファッションのカジュアル化」が進んでいるように見えます。

なぜ、あの人はジャケパンを着るのか?

もちろん、ビジネスファッションの王道がスーツスタイルであることは言うまでもなく、ジャケパンが主体のビジネスマンも、客先や社内行事などのTPOに合わせ、スーツを着用する場面もあります。

一方、ジャケパン主体に踏み切ったビジネスマンたちは、なぜ「脱スーツ」に踏み切ったのでしょうか?私がクライアントにヒアリングしたところ、その理由が浮き彫りになりました。

「ジャケパンの同僚が多い本部に異動になった」(メーカー31歳)
「IT系で服装自由。これまでカジュアルだったが、年齢に相応しい恰好を考えた結果」(IT系38歳)
「顧客に女性が多く、スーツでは堅い空気になりがちだから」(保険37歳)

 

つまり、円滑に仕事を進める関係性構築の手段としての脱スーツ。共通するポイントは「対人関係の最適化」のためといえそうです。

ところが、ジャケパンデビューの時点では、彼らもトライ&エラーの連続でした。

次ページありがちな違和感
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT