「歌舞伎座」新開場に沸く松竹、業績上振れへ

4月チケットほぼ完売、5月も順調

4月2日に3年ぶりとなる「歌舞伎座(写真)」の新開場を果たした松竹。今2014年2月期(13年3月~14年2月)は、1年間にわたるこけら落とし興行をテコに、前回「さよなら公演」で集客した10年2月期をはるかにしのぐ営業利益を計上する見込みだ。

営業利益は会社計画より上振れの余地も

松竹は映画興行に加え、歌舞伎興行や不動産事業も手掛ける。会社側が期初に発表した今14年2月期の見通しは、売上高888.6億円(前期比13.1%増)、営業利益43.8億円(同42.8%増)と大幅増収を計画している。

しかし、歌舞伎興行が会社の想定した以上の好スタートを切っていることから、東洋経済では売上高890億円、営業利益47億円程度へと、さらなる上振れ余地があると見ている。

歌舞伎興行は4~6月のみ一幕多い三部制で、こけら落とし興行だけに、藤十郎を筆頭に、看板を張る菊五郎や幸四郎、玉三郎、吉右衛門、仁左衛門ら大物スターが顔をそろえ、染五郎、海老蔵、菊之助、勘九郎ら若手人気役者も勢ぞろいする。

勘三郎、団十郎という人気役者を相次ぎ失ったものの、豪華な顔ぶれで「寿祝歌舞伎花彩」や「弁天娘女男白浪」「勧進帳」などの3部7演目を並べた4月の興行は、最も高価な1階桟敷席(2万2000円)から3階B席(4000円)まで連日ほぼ完売となっている。

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