「ネガティブな言動で和を乱す人」への対処法 不必要な気を遣う必要はない

拡大
縮小
ネガティブな言動の繰り返すムードクラッシャーはどう対処すればいいのか(写真:taa / PIXTA)
元CAがビジネスの極意を明かす連載「ザ・チームワーク」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。

 

こんにちは。七條千恵美(しちじょうちえみ)です。組織というチームに属すると、「周りとの調和を保つ」ということが必要になります。しかし、これを「長いものに巻かれるのは嫌だ」とネガティブに受け止め、何でもかんでも反対をする人、皆さんの職場にもいませんか?

正しい調和の保ち方とは

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

必要以上に上司に媚びを売ることや、軋轢(あつれき)を恐れて意見を言わないということが、「調和を保つ」ということではありません。「何を目指して仕事をするのか」というゴールを見据えた意見の交換は、おおいにするべきだと私は考えています。

しかし、「みんなでやろう!」と決めたことや、強制ではないものの参加をすることが望ましい取り組みについて、「長いものに巻かれるのは嫌だ」といって「やらない」を貫く人には首を傾げます。

また、その「やらない理由」が周囲を納得させるようなものであればいいのですが、「やりたくないから」「くだらないから」という場合には、チームのやる気を大きく削ぐものになりかねません。さらには、参加拒否をするだけならまだしも、「やろう!」と思っている人たちを嘲笑(ちょうしょう)するような態度を見せることもあるようです。

私が前職で、短期間だけある地上業務の部署に配属になったときのことです。そこではCAが所属する部署の「当たり前」が通用せず、戸惑うことも多くありました。中でも最も驚き、そして戸惑ったのが、私の隣席にいた年配の男性社員の方でした。ムードメーカーという言葉がありますが、彼の場合は、まさに「ムードクラッシャー」でした(笑)。

次ページ最初の頃は「かかわるまい」と思っていた
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT