「親のカネ」を把握しない人はいずれ後悔する

話の切り出し方と本音の引き出し方

元気なウチにこそ話して決めておきましょう(写真:さわだ ゆたか / PIXTA)

働き盛りのビジネスパーソン、あるいは子育てしながら家庭を守っている主婦。東洋経済オンラインの中心読者である20~40代のみなさんの中には、まだ両親が健在だという人も多いでしょう。一方、いずれ訪れる親の死を意識して、今からいろいろと準備しているという人は意外と少ないかもしれません。

親が元気なうちに決めておきたいカネの問題

私は葬儀社の役員として、15年以上にわたって年間1000件を超える葬儀供養などの相談に携わり、子どもが親を見送るという儀式に何度も立ち会ってきましたが、親が亡くなることで起きる悲劇も多く見てきました。わずかな遺産をめぐって、遺族間で骨肉の争いに発展したり、誰が墓の管理をしたらいいのかでもめたりします。親の死後、預金口座のほか、財産がどこにどれだけあるのかわからずに、残された子どもが四苦八苦する例も少なくありません。

拙著『親とさよならする前に~親が生きているうちに話しておきたい64のこと』でも詳しく解説しているように、親が元気で生きているうちに話して決めておけばいいことのひとつがおカネの問題です。9月27日に配信した「『親のカネ』を把握していない人に訪れる不幸」では、預金口座、不動産、保険、有価証券、借金など、親の資産についていろいろ把握しておく必要性を指摘しました。

そうは言っても、おカネに関する話はなかなか切り出せないものです。親の資産を把握したくても、いきなり「貯金いくらあるの?」なんて聞いたら警戒されそうですよね。どのように親とおカネの話を進めていったらいいでしょうか。

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