意外と知らない「家庭内離婚」の法的落とし穴

婚姻関係の「破綻」とみなされる要件は?

「仮面夫婦」は、法的には「夫婦」として認められるのか?(写真:マハロ / PIXTA)

浮気、風俗遊び、性病……。夫が家庭に持ち込む数々の問題を乗り越えてきた妻でしたが、夫のある暴言により、結婚生活に終止符を打つことを決めました。そして、妻が選んだのは法律上の「離婚」ではなく、「家庭内離婚」。そんな決心をした女性(40代)が、弁護士ドットコムライフに体験談を投稿しました。

「顔も見たくないし、話もしたくない」

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

夫は、ギャンブルや借金は一切せず、仕事もしっかりこなす真面目な性格です。しかし、女性関係については別でした。妻の妊娠中に浮気をし、出会い系サイトにものめり込む。挙げ句の果てに、風俗通いをして妻に病気をうつしたことも……。それでも離婚しなかったのは、5人の子どもたちにとってはよきパパだったからです。

子どものことを第一に考え、17年間の結婚生活を続けてきました。しかしある日、戦争を生き抜いた投稿者の祖父について、夫が「ひと、殺したやろうなぁ」と言ったのです。ショックを受けた投稿者が抗議すると、夫は悪びれることなく「タブーやけどほんまちゃう?」。

この一件がきっかけで、投稿者は「顔も見たくないし、話もしたくない」と夫への気持ちが冷めてしまったそうです。

しかし離婚しようにも、投稿者には夫と別れて生活できるだけの経済力がなく、子どものことも考えると、なかなか決心がつきません。そこで、戸籍上は夫婦のまま、「家庭内離婚」をすることに決めたそうです。

一家が住む家は、3階まである一戸建てで、夫とは別の階にある部屋で寝起きすることを決めました。さらに「なるべく顔をあわせなくする様に、タイムテーブルの変更も模索中」です。

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