「乾いたスポンジ状態」の株を探せ! 人気銘柄誌『会社四季報プロ500』で儲ける法

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勝敗の差を決めるのは「時間の差」

4月の最初に毎年繰り返すのは、何事においても最終的に勝利を収めるのは能力の差ではないという話をします。勝敗の差を決めるのは「時間の差」なのです。つまり周到な作戦を練って果敢に実行する、適宜軌道修正を迅速に行う、ことを徹底して習慣化します。よく継続は力なりと言いますが、むやみな継続は、なんら成功にたどり着きません。出口を視界に入れずに、どれほど歩き回っても出口にたどり着くことは容易ではありません。まずは計画を練る時間を十分に取ることが重要です。

株式投資でも、売買という実際の注文行動の前に、銘柄の丹念な分析が必要です。実はその銘柄の属する業界の環境の変化や、また、株式市場を取り巻く外部環境の変化は年々変化が激しくなっており、銘柄自体の業績だけを見ていては大きな利益を上げることは困難です。

そこで今回は四季報1カ月後のこの時期から、次号が発売される1カ月前の時期、いわゆる「四季報のマド(空)」と私が命名した4月中旬から5月中旬(7月中旬から8月中旬、10月中旬から11月中旬、1月中旬から2月中旬もほぼ同様。若干の相違は別の機会に)に行っていただききたい、とっておきの「遅すぎた上昇株の発掘法」をお届けします。

『会社四季報』には別冊・姉妹版があります。『会社四季報プロ500』です。『会社四季報』に掲載されたおよそ3500社の中からマーケットの専門家たちが500社を厳選した、まさに、プロによる500銘柄を1冊にした優れものです。

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