ショッフェル

ドイツで愛され続けるアウトドアブランドとは? 「オフの日は身近な自然を楽しみたい」

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時代が求めるライフスタイルを体現する
「モノ作り」への姿勢

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創業当時からの面影を残すショッフェルの旧本社は、シュヴァブ・ミュンヘンの中心部にある

クラフトマンシップが根付いた技術立国のドイツブランドらしく、ショッフェルの製品には職人や技術者たちのこだわりが宿っている。今日においても創業地であるシュヴァブ・ミュンヘンに本社と開発工場を置き、試作サンプルの製作や品質管理などを通してドイツのモノ作りを浸透させている。象徴的なのが、独自の染色法を用いて表現された「シュヴァブ・ミュンヘン・ブルー」だ。もともとはこの街の伝統文化のひとつで高品質の証しだったが、いまやブランドのイメージカラーとなった。また、環境への負荷を軽減するよう積極的に取り組んでいるのも特徴だ。フィールドで必要とされる以上の撥水加工を施さない、追跡可能な羽毛を採用する、テキスタイルの製造過程で生じる環境汚染を最小限に抑える、といった手法を実践している。

ショッフェルの製品は本国ドイツやオーストリア、スイス、フランス、東欧諸国と広がり、近年ではアジア各国への輸出もはじまっている。グローバリズムが席巻している現代において、この浸透スピードは決して速いものではないが、目の届く範囲で作り手の意思を完全に反映した製品を提供したいという想いや、着実に歩んでいきたいという理念がそこにある。

オリジナル生地に見る
ショッフェルの信念

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平日はスーツのアウターとして、休日はインナーを内側に連結し、山やキャンプを楽しめる

アウトドアブランドが陥りがちな機能至上主義とは距離を置きつつ、自然を身近に感じるため、技術開発に努めている。その代表が、独自開発した生地「ベンチュリ®」だ。アウトドアフィールドで求められる防水性・防風性・透湿性を備え、身体を雨風から防ぐとともに内部の蒸れを軽減する。さらに他の防水透湿生地と異なるのが、ソフトな着用感だ。ハードシェルにありがちなごわつきが少ないため、街着の感覚に近く、いつもの自分で自然を楽しむことができる。彩りが豊かで、ときに派手にも感じる北欧ブランドとは異なり、ショッフェルのウエアはオーセンティックな配色になっているため、アウトドアはもちろん、スーツの上に羽織るアウターとしても使えるのがうれしい。

また、「ジップイン!」と呼ぶレイヤードシステムも個性的だ。対応製品はハードシェルとミドルシェルをジッパーで連結できるので、普通ならそれぞれで開閉しなくてはならないところを、一度の操作で可能だ。こうしたユーザー目線の工夫を凝らした点も、実にショッフェルらしい。

自然は過酷だが、雄大でやさしくもある。周囲の大声で自分を見失ってしまいそうなときや、自然の楽しさを思い出したいとき、ショッフェルのウエアはさりげなく、そして快適に身体を包み込んでくれるだろう。

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ショッフェル
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