ショッフェル

ドイツで愛され続けるアウトドアブランドとは?

「オフの日は身近な自然を楽しみたい」

つかの間の休日。家族や仲間と一緒にキャンプを楽しんだり、登山や釣りといった趣味に時間を費やしたりするビジネスパーソンも多いだろう。日本には、美しい自然が身近にある。遮るもののない青空の下での活動は、閉ざされたオフィスで蓄積してきたストレスを解放させてくれる。行き詰まった頭が解きほぐれて新しいアイデアが生まれるかもしれないし、自分自身を見つめ直す大切な時間にもなるはずだ。
しかし、自然下でのアクティビティに熱が入るあまり、当初の目的を忘れてしまうこともある。「もっと高い山を目指そう」、「もっと僻地へ踏み入ろう」といった姿勢はモチベーションを高めるが、あまりに過大な目標は、心をリフレッシュさせるという本来の目的を隅に追いやってしまいかねない。それに店でそろえたウエアやギアが、過剰な期待感を掻き立ててしまうこともある。アウトドアブランドは、過酷な環境下でも快適に過ごせるようハイテク技術の開発に余念がなく、機能至上主義になりがちだ。オーバースペックなウエアを身にまとってみると、その性能を発揮できるようなタフな環境に挑戦してみたくなる……いつの間にか、オフィスにいるときと同じようなトライ&エラーを繰り返すようになり、深呼吸することも忘れてしまう。
Ich bin raus.
外に出よう、自然の中へ。
一昨年に日本上陸を果たしたドイツのアウトドアブランド「ショッフェル」は、そのブランドモットーの中で、身近な自然を感じることの大切さを唱えている。現代社会は多大なプレッシャーで満ちている。自然はそうしたプレッシャーから抜け出し、新しい自分を見つけ、毎日の生活を豊かにするための場所であるはずだ。ショッフェルのウエアは適度な機能と心地よい着用感で、自然を楽しみたいユーザーをサポートする。

日本では知る人ぞ知る、
200年以上の歴史を誇る欧州の名門

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創業から百数十年間、手編みのニット製品をつくるメーカーとして歴史を重ねてきた

1804年、バイエルン州ミュンヘンにほど近いシュヴァブ・ミュンヘンにおいて、ショッフェルはニットメーカーとして誕生した。これはナポレオン一世が皇帝に就いたのと同じ年というから、つい想いを馳せてしまう。当時はこの地も影響下にあったため、開業にあたってはナポレオン政府から、創業者ゲオルグ・ショッフェルが許可を得たのだという。ファミリーネームそのものがブランド名となり、その後は彼の子孫が家業を継ぎ、現在は7代目のピーター・ショッフェルが事業を率いている。

高品質なニットウエアで堅調に消費者の信頼を勝ち得た中、1960年代に時代のトレンドを見据えた上でスポーツ製品の製造へと移行。そして、アウトドアが大衆娯楽となりはじめた1970年代から、登山用ニッカポッカの製造を皮切りにアウトドアジャケットやスキーウエアなどを作り始める。スキーウエアがオーストリアのスキーナショナルチームに採用されたり、ドイツの森林警備隊や警察官の制服を供給したりと、ショッフェルのウエアは各方面で高い評価を集めた。当時は無名だった防水透湿素材「ゴアテックス®」をいち早く起用するなど、最先端テクノロジーも積極的に採用している。

しかし前述のように、ショッフェルはあくまでも「身近な自然」へのふれあいを大切にしており、標高8000m以上の山を相手にするような一部登山家向けのマニアックな製品は手掛けていない。それはきっと、200年以上にわたって庶民とともに歩んできた歴史が背景にあるのだろう。いつも傍らに寄り添ってきた姿勢も、長く愛されてきた要因だ。

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