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松山英樹選手~クラブ選びの飽くなき探求心とその真実~ ダンロップスポーツ

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こちらがNEW スリクソン Zシリーズだ
(左からZ565、Z765、Z765 リミテッドモデル)

プロトタイプをいくつか作っては、渡米して松山選手に試打をしてもらう。それは、ヘッドだけでなく、シャフトによっても大きく変わるので、延べのテスト本数は数えきれない。世界トップレベルのプレーヤーが追い求める理想のクラブを完成させることは想像以上に険しい道のりなのだ。

構えただけで駄目だしすることもある。もちろん、打球テストも当然繰り返す。それも、テストだからといって簡単にボールを打つわけではない。

面白いエピソードがある。これはテレビコマーシャルの動画撮影のときの話だ。

撮影チームからの注文は「マン振り(最大パワー)で打って下さい。その迫力ある映像が欲しいんです」という一言だった。その注文に、松山選手は、まずストレッチなどの肉体準備。さらに身体を慣らすために練習場でボールを打ち続ける。

感触を確かめるように、番手を変えながら繰り返し繰り返し打つ。いきなり最大パワーは出さないのだ。その様子は、あたかもアイドリングや繊細な調整を必要とするF1のエンジンやマシンのようで、撮影チームは彼の仕上がりをじっと待ったそうだ。

ツアープロは、自分に合わない、あるいは、打ったことがないクラブを使いたがらない。ましてや、すぐにフルスイングもしない。感覚が微妙に体、筋肉細胞、イメージに反応し、しかもその残像がどこかで残ってしまうことを恐れるからだ。

そのくらい繊細だからこそ、テストクラブにもしつこいほど、細かく、そしてミリ単位での注文をぶつけるのである。

そうしたツアープロからの 厳しい要求に応えるために生まれたのが、NEW スリクソン Zドライバーの革新的アイデアのひとつとなった「パワーウェーブソール」である。

「波動で飛ばせ」というキャッチが、まさに的確な表現だ。

「パワーウェーブソール」という波型ソールが、従来の構造では不可能であったソール全体を大きくたわませることを可能にした

わかりやすく説明すると、インパクトの瞬間フェース面からヘッド全体にそのエネルギーが伝達する。そのとき、もし効率よくソール全体をたわませることができれば、より大きなエネルギーをボールに伝えることができ、飛距離を伸ばすことができる。

「パワーウェーブソール」という波型ソールが、従来の構造では不可能であったソール全体を大きくたわませることを可能にし、その大きなたわみがフェース全域での飛距離アップを実現、特に飛距離が落ちやすい下打点でのヒットでも飛距離ロスを大幅に軽減してくれるのだ。ヘッド全体で加速力を、もうひと押しする。これが画期的な技術である。この効果は、ボールがむやみに吹け上がらないことや、低重心をしっかりと維持できることにも繋がっている。

実は、ゴルフというゲームは、完璧を求めるけれど、ミスのゲームでもある。ミスをどう防いでいくかというゲームなのだ。

ツアープロであってもそれは同じである。自分のスイングを磨き上げるためにはミスに対してのフィードバックは欲しいが、1打を争う厳しい戦いの中ではそのミスを限りなく少なくしてくれるドライバーを当然求めたいわけだ。

松山選手もそうだけれど、ここ数年のツアー選手たちを見ていると、ドライバーショットを放ったあと、フィニッシュして、ボールを目線で追わないで、すぐにティペグを拾いに行く。それは、ショットした瞬間に、自分で、どういう球筋でどこに飛んだかわかるからだ。イメージ通りのショット。

そして、ショットしたあとに、一瞬不安げな表情で飛球方向を見届けることもある。これがミスショットだ。

肝心なのは、このミスしたときの許容範囲である。深いラフに行ってしまうようなミスが、もしドライバー性能で、ファーストカットでとどまる、あるいはフェアウエイになんとか残るものであれば、クラブとの信頼関係が生まれて自信が持てるから、ミスが軽減されることもある。

さらにインパクトの打点。つまりスイートスポットを外したときの飛距離ロスも少なければ、少ないほうがありがたい。

とりわけ上級者やプロゴルファーになれば、スイートスポットを意識的に外して、やや下打点でインパクトしたい場面もある。それは、抑えて打つというケースに多い。ところが、そのとき、逆に吹け上がることがある。今回のNEW スリクソン Zドライバーでは、フェース下部の打点での飛距離性能アップに注目してもらいたい。

スイートスポットの左右の打点も含めてミスの許容範囲をしっかりと補ってくれているのだ。

今回のNEWスリクソンZドライバーは、Z565、Z765、Z765リミテッドモデルと3タイプある。

そのいずれもが、自分の技量に呼応した「やさしさ」を持ち合わせている。

それは日夜開発チームがツアープロ達の厳しい要求に向き合い、苦労の末に生み出した結果である。

よくプロゴルファーほど、やさしいクラブを使っていると言われる。それは、自分の技量に合ったクラブを探しだすことが上手だからだ。

このNEW スリクソン Zドライバーの3タイプが、まさにそれだろう。このやさしさには、ミスしたときの許容性が高いこと、つまりクラブが仕事をしてくれるという信頼関係が持てることだ。

そのキーポイントのひとつが、シャフトにもある。

ダンロップが、いや日本が自信を持って誇れる「Miyazaki」ブランドのシャフトである。

NEWスリクソン Zドライバーには、この「Miyazaki Kaula(カウラ)」シャフトが装着されている。

「Miyazaki Kaula(カウラ)」

振り抜きがよく、さらに手元と先端の剛性を柔らかくすることで、手元部分では「しなり感」を生み、先端部分では「走り感」を生み出す。ヘッドが走ってくれる感覚がある。

また、航空宇宙用途に開発された東レT1100Gや世界初となる90t-40t高弾性ハイブリッドプリプレグなど高性能な先端素材を採用することでシャフトの高い挙動安定性を実現、思い切り振りぬいても弾道がバラつかない。

松山選手をはじめツアープロやアスリートゴルファーの求める性能を実現した、渾身のドライバーともいえるNEW スリクソン Zドライバー。これまでのスリクソンのDNAをそのまま引き継ぎ、さらに幅広い技量のゴルファーでも、飛距離、構えやすさ、操作性の素晴らしさを体感できるのが、今回のNEW スリクソン Zドライバーであろう。

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