アジア発ブランド、続々“日本上陸”のワケ

ファッション業界の欧米信仰が変わり始めた

アジアのファッションブランドが続々日本に上陸している。

3月下旬、韓国アパレル最大手、イーランドの日本1号店がそごう横浜店にオープンした。イーランドは、韓国や中国を中心に世界10カ国で150ブランド、1万店舗を展開する。2012年の売上高は9.6兆ウォン(約8000億円)に及ぶ。

同社は、09年ごろからレディス向けのミッソ(MIXXO)、カジュアルのスパオ(SPAO)といったファストファッションブランドをグローバル向けに立ち上げた。中心価格帯は2990~5990円、アジアで共通するサイズ展開や、買収した欧州ブランドの商品も投入し、日本をはじめとしたファッション先進国での本格進出を狙ってきた。日本進出は2年前から調査を始めていたが、出店地の確保などが難航していた。今回は「セブン&アイなどの協力が得られたことで、日本進出にこぎ着けた」(イーランドジャパン、イ・グンソク社長)。

イーランド進出を助けた形の日本側にも事情がある。衣料品では1990年代半ば以降、ユニクロなど専門店に百貨店や量販店は押されてきた。ミッソ1号店が入るセブン&アイ傘下のそごう横浜店の岩波るり子・副店長は「高額ブランドだけで生き残れる時代ではない。品質がよければどこの国のブランドでも柔軟に取り入れていく」と説明する。

4月初旬には、シンガポール発のブランド、チャールズ&キースが満を持して日本に進出した。同ブランドは、靴やバッグに特化し、ハイファッションでありながら、低価格なのが特長。アジアや東欧をはじめ世界33カ国に300店舗以上を展開するが、ファッション先進国への出店は日本が初。原宿の明治通り沿いに旗艦店を構える本気ぶりだ。

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