「不動産投資に失敗する人」の甘すぎる考え

サラリーマンが簡単にできるものじゃない

安易に手を出すと大失敗します(写真:Graphs / PIXTA)
「マイナス金利時代でも高利回りが期待できる」という触れ込みで、不動産投資ブームが再燃している。サラリーマンでも手軽にでき、しかも不労所得が簡単に得られると思って、ついついこの世界をのぞいてみると、不動産業者から勧誘の嵐にあうことも多い。
そんな昨今の不動産投資にはどんな問題が潜んでいるのだろうか?『不動産投資は出口戦略が9割』の著者で住宅コンサルタントの寺岡孝氏が解説する。

強引すぎる電話勧誘からセミナー後の勧誘へシフト

投資用マンションの売り込みは、基本的には「名簿営業」が大半を占める。ほとんどの場合、名簿はおそらく名簿屋から購入している。

彼らがいちばんのターゲットとしているのは、医者。なかでも大学病院の勤務医が狙われやすいようだ。患者や患者の家族のフリなどをして聞き出すのだろう。それぞれの医師が持たされている病院内のPHSの直通番号を知っている営業マンもいたりする。

社会に出てすぐで、まだ世間をよく知らない研修医も狙われてしまう。実際、研修の期間中に投資マンションを買った医師からも話を聞いたことがある。また、高額の年収が見込まれるテレビ局や広告代理店などの上場企業のサラリーマンやOL、病院勤務の看護師、公務員なども主なターゲットになっている。

また、近年はインターネットを介しての勧誘が定着している。ホームページを見た消費者に問い合わせや資料請求をしてもらい、セミナーに足を運ばせ、営業から購買へと結びつけるパターンだ。とにかく1回、面談にこぎ着ける。そこで一気に営業マンが勝負をかける。もちろん、マンション投資のメリットしか話をしない。営業トークは完璧にマニュアル化されているのでなかなか反論すらできない。

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