トレンドマイクロ、標的型攻撃対応に照準

個人に狙いを定め侵入するサイバー攻撃が増えている

2013年の事業戦略を発表したトレンドマイクロのエバ・チェンCEO

世界的に大規模なサイバー攻撃が目立っている。韓国では3月20日に、放送局や金融機関のPCでコンピュータシステムがいっせいにダウンしたのは記憶に新しいところだ。

国内で目立つのが、アンドロイド系を中心としたスマートフォン向けの不正アプリの急増。2011年12月に1000件に過ぎなかった不正アプリ数は昨年末には35万件に達するなど、スマホの急増とともに急激に膨らんでいる。

増える標的型攻撃

増加するサイバー攻撃に対して、網羅型の対策だけでは限界が見えてきた。金銭的な動機に基づき、攻撃者は企業情報や従業員の個人情報を収集、ターゲットとなる個人に標的を絞り、PCなどにウイルスを感染させ、コマンド&コントロールするサーバを構築して潜伏、数カ月に渡り機密データを盗み出すような事例が増えている。これに対応する必要が出てきている。

情報セキュリティソフトで国内首位のトレンドマイクロも、同社の主力製品である「ウイルスバスター」など従来の網羅型ソフトだけでは守りきれない分野を、今後は強化していく方針を明らかにした。

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