米中首脳、南シナ海問題で溝埋まらず

G20開幕前に首脳会談

 9月3日、オバマ米大統領(左)と中国の習近平国家主席は首脳会談を実施した。代表撮影(2016年 ロイター)

[杭州(中国) 3日 ロイター] - オバマ米大統領と中国の習近平国家主席は3日、中国・杭州で4─5日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議を前に首脳会談を実施した。南シナ海の領有権問題をめぐっては双方の主張は平行線をたどり、溝は埋まらなかった。

4時間以上行われた会談では、オバマ大統領は国連海洋法条約を順守する重要性を強調。ホワイトハウスが会談後に公表した異例に長い声明によると、大統領は「同盟国の安全保障への米国の揺るぎない関与」を強調したうえで、国際法、航行・上空飛行の自由などの原則を維持するため、米国が域内のすべての国と取り組む方針をあらためて示した。

一方、中国外務省のウェブサイトに掲載された声明によると、習主席は「中国は引き続き、南シナ海における主権と海洋権益を断固として守っていく」と表明。その上で、「直接的な当事者との対話を通じて平和的な問題解決を目指す」とし、米国に域内の和平と安定のため「建設的な役割」を担うよう求めた。

ホワイトハウスによると、オバマ大統領は「開放的な貿易・投資環境」の必要性を強調したほか、「中国は国民の宗教の自由を保護する」必要があると述べた。

習主席は、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備について反対を表明。また、世界経済への信頼の押し上げと勢いの加速に向けて、中国と米国にはG20首脳会議を成功させる責任があるとの見解を示した。

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