1日12時間勤務も!悲鳴上げる教師の実態

行事準備など校務も膨大

さまざまな業務に追われ、教師からは悲鳴があがっています(写真 :Graphs / PIXTA)

休み返上で対応に追われる教員

小中学生の学力、体力トップクラスの福井県。学校では教科指導に加え部活動や生活指導、行事準備といった多くの校務のため、休み返上で対応に追われる教員の姿が見られる。教員からは「仕事は増えるばかり」と悲鳴が上がる。福井県教育委員会は1カ月間の勤務時間を調査し多忙化解消に向けて動きだしているが、具体策はまだ見えてこない。

福井市内の小学校に勤める40代女性教諭は午前7時半に出勤し、午後4時ごろまで教室で児童を指導する。職員室に戻ると卓上には提出書類の束。「国や教育委員会からの調査依頼、新たな取り組み要請が次々と舞い込む。多忙という言葉では言い表せないほど1日がすさまじい」

翌日の授業準備に取りかかれるのは午後7時半過ぎ。「担任をサポートする教諭や事務作業を担う人員を増やしてほしい」。テストや宿題などへの対応もあり、平日では終わらず休日に自宅でこなす。

県教委は今年5月、教員の勤務実態を把握するため、公立小中学校と県立学校の教員約7千人に対し、出退勤時刻調査を行った。同月1カ月間の平均勤務時間は中学校が最も長く、1日当たり昼休憩1時間を除き11時間34分。小学校は10時間38分、高校9時間52分だった。特別支援学校は9時間19分。いずれも基本勤務時間7時間45分を大幅に超えている。

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