「塩バナナ」と「塩バニラ」は味の対比が楽しい

最近の塩味トレンドは「濃厚な味」がポイント

塩バニラ味のお菓子やアイスクリーム。塩味のバリエーションは広がっている

この夏クックパッド編集部が、猛暑による料理意欲の低下に対応する調理時間短縮、かつ熱中症対策にもなるとクックパッドニュース記事を通して提案し、大ヒットしたものがある。それが「塩バナナ」だ。定番フルーツのバナナに塩をかけて味わうだけのいたってシンプルなメニューである。気温が徐々に上がり始めた5月に配信したところ、記事あたり平均アクセス数の約5倍を記録する反響があった。

リッチで濃厚なハーモニー

クリックするとニュースサイトにジャンプします

調理の簡単さも手伝い、塩バナナはユーザーの心に響くものがあったのだろう。クックパッドにはつくれぽ(作りましたフォトレポートのこと)という機能があるが、記事配信当日から紹介したレシピのつくれぽ数が増加。そこには「夏の塩分補給に良い」「作るのが簡単だった」などのコメントが多く、その点は編集部の狙いどおり。それ以上に目立ったのが「クセになる甘じょっぱさ」「塩でグンとリッチになった」「不思議な味だがハマってしまうおいしさ」という「味」への言及だった。

塩バナナ(上の画像をクリックするとクックパッドのレシピにジャンプします)

塩と果物を合わせると甘みが引き立ち、果物自体の味をおいしく感じることはスイカでもおなじみ。だが、ここで着目したいのは、塩とバナナを合わせることで、新感覚の味を体験できることだ。さっぱりした塩とまったりした味わいのバナナが組み合わさるとリッチで濃厚なハーモニーが生まれるのである。

編集部で調査したところ、塩味トレンドは2000年代後半に遡る。2008年フランスの有名パティシエの店舗が日本に上陸したことにより「塩キャラメル」が人気に。いまでは焼肉において、醤油ベースのたれと並んで人気になっている「塩だれ」だが、キッコーマンが焼き肉のたれの「塩だれ」を発売したのは2010年である。また気付けば、焼きそばや焼き鳥でも塩味が定番化している。ほかにも2011年にKIRINから発売された「ソルティライチ」の清涼飲料がヒットするなど、塩を使った飲み物やあめなどがブームになった。

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