人口が1.5倍に増えた福島・相馬の2年 低放射線量で他地域から移住者が相次ぐ

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5)相馬市松川浦から岩子地区へ。遠景で海の方に向かって撮影した。震災直後からほとんど流され、田んぼや畑があったことがかすかにわかる程度だ。その中に壊れた住宅が点在していた。現在はきれいにがれきは除かれ、広大な更地となっている。風の強い日は砂ぼこりが視界をさえぎる。震災後は、2キロほど先の海岸まで見渡せたが、撮影した日は砂ぼこりで数百メートル先ぐらいしかみえなかった。

相馬市や新地町に限らず、津波被害のあった地区ではがれき処理がようやく終わったところだ。しかし、原発事故による避難地域はいまだにそのまま放置。一部でようやく除線作業が始まった程度だ。

木村 秀哉 東洋経済 記者

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きむら ひでや / Hideya Kimura

『週刊東洋経済』副編集長、『山一証券破綻臨時増刊号』編集長、『月刊金融ビジネス』編集長、『業界地図』編集長、『生保・損保特集号』編集長。『週刊東洋経済』編集委員などを経て、現在、企業情報部編集委員

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