実はあなたも鉄道マニア?

秘境駅とシニアと鉄旅オブザイヤー

自分の「思い込み」ほど、当てにならないものはありません。大好きな鉄道やアニメでも、自分の思い込みが実は誤解だったなんてことはしょっちゅう。週刊誌の企画は自分の立てた仮説からスタートすることが多いだけに、その仮説が誤解だった日には目も当てられません。

JR飯田線の秘境駅での出来事

最近もこんなことがありました。

JR飯田線には数多くの秘境駅があることで有名です。秘境駅とは人が訪れないような“秘境”に設けられた駅のこと。これまで、仕事で飯田線を利用したことは何度かありましたが、いずれも特急列車だったので、秘境駅はいつも素通り。列車が秘境駅に近づくたびに車窓にかじりついて、「あー、降りたいなあ」と思っていました。

そんな折、旅行会社のJR東海ツアーズが「秘境6駅探訪の旅」という日帰りツアーを企画していることを知りました。主要な秘境駅に停車する急行列車を仕立てて、1日で6つの秘境駅に停車するという内容です。それまで、僕はJR東海とはビジネス客優先で鉄道ファンに冷たい会社だと勝手に思い込んでいたので、自分の無知を反省しました。思わず、過去にそんな前提に立った記事を書いていないだろうかと心配になったほどです。

まあ、これは小さな誤解として、実際にツアーに参加してみたら、それ以上にびっくりしたことがありました。秘境駅を回るというマニアックなツアーだけに、参加者も鉄道好きな人たちばかりなのだろうと思っていたら、当日は100余名の参加者(ほぼ完売だったそうです)中、いかにも鉄道ファンらしい人は自分を含めても10人くらい。あとはみなさん、シニア世代の夫婦連れや友人同志のグループばかり。なんとはなしに聞こえてきた会話の感じからしても、鉄道ファンとは思えない人たちばかりだったのです。

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