薄商いの中の円高、1ドル100円割れ視野に

「短期筋の仕掛け的な円買い」の声も

 8月16日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の100円前半。薄商いの中で仕掛け的な円買いが入ったもよう。写真は都内為替ディーリングルームで2014年1月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 16日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の100円前半。薄商いの中で仕掛け的な円買いが入ったもよう。日経平均の下げ幅縮小をにらんでいったん小幅に持ち直したが、戻りの勢いは鈍く、100円割れも意識されてきた。

朝方101円前半で推移していたドルは、株安をながめてじりじり値を下げると、仲値公示前後から101円を挟んでもみ合った。「レンジ・プレーの短期筋が中心」(国内金融機関)との声が出ており、上値が重かった一方、100円後半では底堅さも意識されていた。

午前11時半過ぎ、ドルは前日安値100.87円を割り込むと、ストップロスを巻き込みながら下げ足を速め、目先の下値メドとみられていた7月11日安値100.35円に迫った。朝方から弱含んでいたポンド/円が急落し「ドル/円も引きずられた」(国内金融機関)との指摘も出ていた。

目立った材料が見当たらなかったことから、市場では「日本勢の中にはまだ夏季休暇のところもあり、上値が重いとみた海外勢が円買いで仕掛けてみようという動きがでたのではないか」(外為アナリスト)との声も出ていた。

100.35円付近まで下げた後は下げ渋っていたが、午後3時にかけて再び円買い圧力が強まり、一時100.23円まで下落。7月8日以来の安値をつけた。次の下値めどは心理的節目の100円となった。

午前はオーストラリア準備銀行(中央銀行)が、政策金利を過去最低の1.50%に引き下げた今月の理事会の議事要旨を公表したが、相場の反応は限定的だった。同議事要旨では、利下げした際にインフレが当面低水準にとどまるとの見通しを踏まえ、成長に加速する余地があると判断したことが分かった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 100.25/27 1.1213/17 112.42/46

午前9時現在 101.26/28 1.1180/84 113.22/26

NY午後5時 101.25/30 1.1183/88 113.22/26

 

 

 

(為替マーケットチーム)

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