日経平均は3日ぶり小幅反落、円高が重荷

日銀のETF買い観測で一時はプラス転換

 8月10日、東京株式市場で日経平均は5日ぶりの反落。日銀によるETF買い観測を背景に、後場に入り一時プラスに転じ、1万6800円台を回復する場面があった。写真は都内で昨年12月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりの反落(訂正)。日銀によるETF(上場投資信託)買い観測を背景に、後場に入り一時プラスに転じ、1万6800円台を回復する場面があった。取引時間中としては7月21日以来、約3週間ぶりの高値水準を付けたものの、強含む円相場が重荷となった。薄商いのなかでポジション調整売りにも押され、大引けにかけて指数は軟化した。

東証1部の売買代金は2兆0906億円。うち任天堂<7974.T>の売買分が1411億円に上っており、全体相場の商いは実質的には低調だった。

日経平均は午前中に一時前日比で100円を超す下げとなったが、日銀のETF買い期待が下値を支える要因となった。後場には先物主導で上昇。ただ日経平均は前日までの2日間で500円を超す上昇となっており、高値圏では利益確定売りが出た。

値がさ株はソフトバンクグループ<9984.T>が2%超の上昇となったのに対し、ファーストリテイリング<9983.T>は1%超安とまちまち。業種別では建設や食料品など内需系セクターが底堅く推移した一方、ドル/円<JPY=EBS>は101円台前半まで弱含んだことで、輸出関連の一角が軟調に推移した。「当面は売られたところに押し目買いが入り、ゆっくり下値が切り上がる相場が続きやすい」(三菱UFJ国際投信チーフストラテジストの石金淳氏)との声が出ている。

個別銘柄ではタカラトミー<7867.T>が大幅続伸。9日に発表した2016年4―6月期決算で、連結営業損益が前年同期の14億8700万円の赤字から1億5100万円の赤字に改善したことを好感した。半面、16年12月期の業績予想を下方修正した資生堂<4911.T>、ブリヂストン<5108.T>は急落した。

東証1部騰落数は、値上がり792銘柄に対し、値下がりが1043銘柄、変わらずが135銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16735.12 -29.85

寄り付き    16699.08

安値/高値   16657.59─16822.86

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1314.83 -2.66

寄り付き     1311.98

安値/高値    1308.40─1318.99

 

東証出来高(万株)170031

東証売買代金(億円) 20906.92

*3日ぶりの反落に訂正します。

 

(長田善行)

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