傷病手当金には延長がないことに注意 あなたにも出来る！社労士合格体験記(第66回）

区の職員からも、思わぬ情報が手に入りました。板橋区内に温泉施設が開業され、人気になっているというのです。“自称”温泉発見家のわれわれ夫婦は、すぐに食指を動かしました。

訪れてみると、露天風呂は源泉掛け流しの濃い濁り湯で、独特の香り漂うナトリウム塩化物強塩温泉。とても東京23区内とは思えません。和漢薬草やヨモギを使ったスチームサウナも絶品でした。

また２階の岩盤浴は別料金ですが、天寿石、不老石、ゲルマニウム石など数種類の天然岩盤があり、温度も熱めとぬるめの部屋があります。そして、車を持っていないわれわれにとって助かるのは、駅から歩いて行けるという交通の便利さです。すっかりはまってしまい、おトクな回数券を買って、しばらく通い詰めました。

傷病手当金の支払い要件

ところで、男女にかかわらず更年期障害を含め、傷病のため働くことができなくなってしまったときに、何か保障が受けられるのでしょうか？健康保険法が適用される場合は、要件に該当すれば傷病手当金が支給される可能性があります。

傷病手当金が支給されるためには、1)療養のため、2)労務に服することができない、3)継続した3日間の待期という3要件を、すべて満たしている必要があります。また、こ3要件については数々の通達があるので、社労士受験生はひととおり見ておく必要があります。

代表的なものとしては、1)「療養のため」とは、保険給付として受ける療養のためのみならず、それ以外の療養のためをも含むこと。2)工場労働者について「労務に服することができない」とは、傷病の状態が工場における労務に服せない程度であれば家事の副業に従事した場合にも支給すること。3)「待期の3日間」については、報酬の有無を問わず、年次有給休暇として処理された場合でも、待期は完成することなどが挙げられます。