悪臭、ハエ…超迷惑「ネコ屋敷」への対処策は

「飼い主をアパートから強制退去させたい」

近所の「猫屋敷」が悪臭を放ち、ハエが大量発生…(写真:IPPEI / PIXTA)

飼い主にとってはかわいい猫が、近所迷惑になる可能性も――。近隣の賃貸住宅が「猫屋敷」となって悩んでいる方が、弁護士ドットコムの法律相談コーナーに「強制退去などは難しいのか」と質問が寄せました。

相談者によると、近隣の住民が数年前から猫を数匹飼い始めたそう。避妊手術をしていなかったのか、猫の数は増えていく一方。気づけば、なぜか飼い主は別の家に住みだして、隣家は完全な「猫屋敷」となってしまったそうです。

「強制退去」させることはできる?

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

そこで問題になったのが、猫の管理でした。3年ほど前からは「猫屋敷」が悪臭を放ち、次第にハエが大量発生するようになりました。飼い主は日に1回は姿を見せるそうですが、放置したまま。相談者は「管理会社も動いて下さっているようですが、遅々として改善が見られません」と嘆いています。

この隣人を強制退去させることはできないのでしょうか。渡邉正昭弁護士に聞きました(以下、渡邉弁護士)。

多くの専門家は、訴訟を前提にして「猫屋敷」の住人に賃貸借契約の義務違反がないか見つけ出し、それを理由に契約解除と明け渡し請求を勧めます。例えば、(1)ペット飼育禁止条項違反(2)用法義務違反(3)近隣に迷惑をかけない禁止条項違反等々です。

ところが、これらの違反行為を理由に裁判を起こしても、満足のいく結果にならない場合があります。その理由を説明しましょう。

次ページ激しい「感情対立」に発展する場合も…
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