滑らかに動く「人工のエイ」に込められた展望

生物か、ロボットか…ハーバード大で開発

米ハーバード大学が行った実験の意味とは(写真 :ordinary world / PIXTA)

その透明な、体長が2センチに満たない小さなエイは、光りを当てるとそちらに向かって泳いでいく。その波打つようなヒレの動かし方や泳ぎ方は、どう見てもエイだ。

しかし、よく見ると、目も口もない。しかも透明な体の中心部にあるはずの骨は、金属だ。実はこのエイは米ハーバード大学の研究者らが作り出した人工のエイ。しかも泳ぐために動いているヒレは筋肉で動いているという。

これはいったい、生物なのか、ロボットなのか。

金属の骨格に生物の筋肉

当記事はFUTURUS(運営:INCLUSIVE)の提供記事です

米ハーバード大学の生物工学者であるKevin Kit Parker氏は、20人の研究チームを率いて人工の有機体を柔軟に動かせることを証明する実験を行った。

それは、エイのようにヒレを波打ちながら泳ぐ物体だ。物体と書いたのは、これは生物とは呼べそうにないし、かといってロボットとも呼びにくいからだ。

 
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