このほかランキング圏外だった会社で特徴的だったコメントを紹介しよう。
P&G Japan:「働いている人が自分の仕事にプライドを持ち、活き活きとしている印象を受けた」
TOTO:「自分の会社についてもっている情報がすごく、会社に対しての愛が伝わってきた」
ワコール:「目力がある。会う方々全員が芯を持って働いているイメージ、女性社員が凛々しい」
TOTO:「自分の会社についてもっている情報がすごく、会社に対しての愛が伝わってきた」
ワコール:「目力がある。会う方々全員が芯を持って働いているイメージ、女性社員が凛々しい」
ここまで読んでおわかりになるかもしれないが、就活生は、社員の一挙一動、表情までつぶさに観察している。就活生と向き合う社員・リクルーターがいかに重要かを思い知らされる。
学生は社員の一挙一動を観察
「印象のよい社員・リクルーターがいた会社」のランキング上位のコメントを見ると、就活生に対して親身かつ丁寧に接し、質問には誠意をもって回答し、自社の良い点・改善点をオープンに話していることがわかる。そして就活生を応募者として上から目線で対応するのではなく、社会人の先輩として支援する姿勢もポイントだ。楽しく仕事をしている様子や、社員同士のコミュニケーションの良さも、就活生が魅力に感じる点となっている。
逆に「印象の良くなかった社員・リクルーター」というのも残念ながら存在する。しかもそのコメントは辛辣だ――。
「学生を見下しているような話し方や態度」「早く終わらせたいのか、終盤になると嫌な顔」「高圧的な態度」など、上から目線で見下しているというコメントはかなりの会社に対して挙がった。
また「マニュアルっぽい質問」で「流れ作業のよう」な会社もあれば、「後ろで寝ていたりしていた」というコメントも数社に対してあった。運営面では「予告されていた内容と全く異なり、だまされた」「名前を間違えられて、かつ待たされて気分が悪かった」という声も。こんなことでは、内定を出しても学生から内定辞退されてしまう。学生相手だからといって、気を緩めてはいけないのだ。
就活生の声からは、企業文化のあり方も見えてくる。良い印象を与えられるかどうかは、その場で取り繕えるものではない。「優秀な新卒を採りたい」と思うなら、まずは自社の文化や社員の姿を見直すのが近道のようだ。
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