PGM、アコーディア買収失敗の“その後”

新生・村上ファンドも絡み統合話再燃か

ゴルフ場運営首位のアコーディア・ゴルフに対するTOB(株式公開買い付け)が不成立に終わった、同業2位のPGMホールディングス。TOB最終期限の翌日1月18日に“敗戦の弁”を記者団の前で語った神田有宏・PGM社長が2月12日、1カ月弱ぶりに決算説明会の場へ姿を現した。

旧村上ファンド関係者が代表を務める投資ファンドのレノ、という想定外のプレーヤーがアコーディア株の大量取得を行ったために、頓挫したPGMによるTOB。レノがPGMのTOBに応募しない条件として「TOBが終了した時点で、PGMとの経営統合に向けた交渉の場につくこと」をアコーディア側に公開書簡で要請した結果、アコーディアも「交渉の場につく用意がある」と回答していた。

そのためTOB終了後は目立った動きのないPGMとアコーディアだが、いずれレノも絡んだ形でゴルフ場運営2強の統合話が再燃することは避けられない情勢だ。

来場者は増えたが客単価は続落

今回の決算説明会の場で、神田社長は「今後、経営統合に関して何が起きるかは不明だが、TOB(による経営統合)よりも株式交換比率が重要になってくる。株価を上げる奇策はなく、本業の収益力をいかに上げるかが大事」と説明。今2013年12月期は、アコーディアに比べて見劣りする収益力のカサ上げに力を入れる方針をあらためて打ち出した。

PGMの前12年12月期は、震災前の10年12月期の収益水準越えを狙った期初計画に比べれば、やや期待はずれの結果に終わった。売上高は11年12月期比7%増の757億円、営業利益は同41%増の102億円と、震災影響が直撃した11年12月期に比べれば増収増益で着地したものの、10年12月期水準(売上高795億円、営業利益115億円)への復活には道半ばといえる。

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