日銀新総裁、有力なのは誰か?

金融緩和への期待が高まる一方だが…

「白川さんらしい合理的な考え方だろう」──。総裁辞任の報道を受けて、日本銀行幹部は淡々とこう述べていた。

白川方明総裁は2月5日の経済財政諮問会議に出席後、安倍晋三首相へ4月8日の任期満了を待たず、辞任する意向を伝えた。日銀関係者は、異口同音に「突然のことで驚いた」と話していたが、サプライズも一夜限り。「考えてみると(辞任と任期満了は)わずかの日数の違いでしかない」と、総じて平静だった。

山口廣秀、西村清彦の両副総裁が任期満了を迎える3月19日に合わせ白川総裁は辞任する。5日の総裁会見では「新副総裁の任期(3月20日から)と私の任期満了には3週間弱のズレがある。新たな体制で金融政策を議論するには(総裁、副総裁)同時スタートが最も自然」と、辞任理由を説明した。

任期満了の日が総裁と副総裁で異なるのは、2008年に後任選びが国会で決まらず、空席という異例の事態が生じたため。その際、副総裁になったばかりの白川氏が総裁代行を務め、総裁に昇格した経緯がある。

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