首都圏の鉄道、利用者増加駅50・減少駅50

再開発で意外な駅が上位に

2008年以降に新駅が2つ開業したJR武蔵野線。増減率ランキングでは新駅が上位に入りやすい(写真:tarousite / PIXTA)

新路線の開業や駅前の再開発などで、日々その姿を変えていく首都圏の鉄道網。1990年代後半から減少傾向にあった輸送量も、主に都心部では上向く傾向がある一方で、郊外では少しずつ人口減少の兆しも見えつつある。

今回は6月に公開した「都内の駅利用者増減率」の記事に続き、首都圏(東京都と神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県)にエリアを広げ、これらの地域を走るJR線と大手私鉄、地下鉄のほか、これらに準じる路線や乗り入れを行う鉄道(北総鉄道や埼玉高速鉄道、東葉高速鉄道、新京成電鉄など)を対象に2010年度と14年度の乗車人員を比較し、増加した駅、減少した駅をそれぞれ増減率でランキングしてみた。

元となるデータには、各都県がまとめている統計資料の数値を使用した。今回は都心部と郊外を結ぶ通勤路線を主な対象とし、都内編で含んでいた新交通システムなどは除外している。また、2010年度に開業した駅(羽田空港国際線ターミナル駅など)とデータのない無人駅については、ランキングに含めていない。

新路線や新駅が多いが、1位はあの駅

増加率のデータでは、新路線や新規開業の駅がどうしても上位に入りやすくなる。2010〜14年度に乗車人員が増えた駅のランキングで目立つのは、渋谷駅から池袋駅の1つ手前、雑司が谷駅までの7駅が上位にランクインした東京メトロ副都心線の各駅だ。同線は2008年6月に開業したが、13年春の東急東横線との相互乗り入れ開始で急成長を遂げた。

新路線では同じく2008年に開業した横浜市営地下鉄グリーンラインも髙田・東山田・日吉・川和町(増加率順)の4駅がランクインしているほか、新駅では2009年に開業したJR川越線の西大宮駅が10位、2008年開業のJR武蔵野線越谷レイクタウン駅が16位、2009年開業のJR南武線西府駅が20位に入っている。

だが、最も増加率が高かったのは新路線でも新駅でもなく、さらに東京都心部に乗り入れる路線でもなかった。

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