東京人が知らない「私鉄王国・関西」の超魅力 度肝を抜く個性派車両が勢ぞろい!

拡大
縮小

このままいくらでも紹介できるのだが、そろそろ終わりにしよう。

最後に「城と電車」の2枚をご紹介しておく。天満橋駅を発車し、京橋駅へと向かう京阪電車は、なんとも美しい。

左の赤が「特急出町柳行き」右の緑が「急行樟葉行き」。地下から高架駅へと一気に浮上する。 びゅいーん

スピード、効率、スマートさ

画像をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

今回、書評を書くにあたって写真を貸してくださった担当編集者さんからの熱い1枚もあげないわけにはいかない。

本当に最後の1枚!

「僕の地元の阪神尼崎駅で停車中のジェットカーです。両側の扉を開けて、電車を『通路』として使っています。スピード、効率、スマートさを追究する阪神の真骨頂ではないでしょうか。この美しい塗装とつやめく手入れも見逃せません(うっとり)。」

「中通し」というらしい。阪神電車は、各停が気持ちよさそう

というわけで、素人でも楽しめる関西の身近な鉄道旅の本。

大迫力!の一冊です。

※写真提供:Masa Asanoさん(阪急と南海)、
浜田智則さん(阪神・近鉄・京阪)

足立 真穂 HONZ

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

あだちまほ / Maho Adachi

東京生まれ。大学を卒業後、「矢来町」のとある出版社に勤務。国内外の実用書から学術系の本まで、幅広いテーマの本作りを手がけている。書籍編集のかたわら、ロダンの有名な彫刻作品と同名の季刊誌にも創刊時から関わっている。趣味は落語、狂言、温泉。ときどきマラソンを走っているものの、タイムはいまひとつ。
 

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT