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トヨタ プリウスPHVの「幅」 モニター二人の使用例を紹介

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26.4kmというEV走行距離の使い勝手

エコカーとしての完成度を語り出すと別のストーリーに分け入ってしまうので、EVとしてのプリウスPHVに話を戻すと、焦点は、26.4kmというEV走行距離の使い勝手に絞られるだろう。

ちょっと考えれば、加減速が多くて燃費が悪くなりがちな近距離をEVで走れるのは好都合と気づくし、日本の場合、1日当たりの走行距離は過半数が20km以下という国土交通省のデータもあるが、そうはいっても本当に現実の暮らしに即しているのかどうか興味のあるところだ。

で、ご紹介するのは、豊田市で実施されたPHV実証実験のうちの2例である。モニターは個人一般ユーザー25名で、3カ月間、自分の自動車の代わりとして普段どおりに使ってもらった。最初のAさんは45歳の主婦。高校生の長男と中学生の長女の母親で、運転は二人の子供の駅への送り迎えと近所への買い物がメイン。3カ月間に2486kmハンドルを握った結果は、EV走行比率94%、燃費249km/リットルという素晴らしい数字になった。

一方、Bさんは26歳のドライブを趣味にする女性の会社員。平日は通勤に使って、週末に友人たちと遠出を楽しむというパターンで、走行距離1622km、EV走行比率は44%で燃費41km/リットルになった。以下、お二人のコメントである。

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