前場の日経平均、1万6500円を回復 5日続伸、1ドル106円台まで円安進む

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 7月15日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比189円74銭高の1万6575円63銭となり、5日続伸した。写真は都内で昨年9月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 15日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比189円74銭高の1万6575円63銭となり、5日続伸した。前日の米国株高に加え、1ドル106円台まで円安が進行したことが支援材料となった。節目の1万6500円を回復し、取引時間中としては6月10日以来、1カ月ぶりの水準を回復した。

中国の6月鉱工業生産などが市場予想を上回る内容となったことで、リスク選好の姿勢が強まった。「リスクオンの円売り・ドル買いの動きが出ているほか、日本株は6月中旬以降の調整も一巡した。海外市場がしっかりとしていれば、日本株も連休明けは上値追いが期待できる」(東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏)との声が聞かれた。

前日に決算を発表したファーストリテイリング<9983.T>が16%超高。前引け時点で日経平均を約179円押し上げる要因となっている。業種別指数では金融セクターの上昇が目立つ半面、食料品や医薬品など内需・ディフェンシブ関連は下落している。

きょう東証1部に上場したLINE<3938.T>は公開価格を約48%上回る初値4900円を形成。5000円まで上昇した後に伸び悩み、4680円で午前の取引を終了した。また任天堂<7974.T>が連日の大幅高。午前中の東証1部売買代金1兆5203億円の約18%を同社の売買分が占めている。

東証1部騰落数は、値上がり1157銘柄に対し、値下がりが676銘柄、変わらずが132銘柄だった。

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