帝国ホテル、都心観光ブームで上向く

東京駅改装、スカイツリーも追い風

アベノミクスで地価が上昇すれば底地の含み益が拡大するとの連想で、株式市場関係者の注目を集める帝国ホテル。東京・千代田区のホテル本館(写真)を中心に、業績面でも順調だ。

帝国ホテルの今2013年3月期は、震災で落ち込んだ外国人客が持ち直し増収増益を見込む。昨年10月には48年ぶりに日本で開催されたIMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会のメイン会場の1つとなったこともあり、宴会需要が想定以上に好調だ。もともと前期比増益を見込んでいた会社計画から、若干ながら業績が上振れする可能性が出ている。

また、来14年3月期は地下アーケード90周年など“記念イベント”が多く、催事集客増なども期待できそうだ。

東京駅改装効果にスカイツリー見物客も

帝国ホテルの第3四半期(12年4~12月の9カ月累計)の業績は、売上高が387億円(前年同期比8.7%増)、営業利益が32.5億円(同70.1%増)。

前期の震災影響からの反動増も大きいが、IMF特需に加え、東京駅丸の内駅舎の改装完了で丸の内周辺の観光需要が盛り上がったことや、昨年5月に開業した東京スカイツリーなど都心の大型商業施設をショッピングしたり散策したりする宿泊客が増えたことが寄与している。

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