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より効率的で快適な出張術とは いつでもどこでも「仕事モード」に

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紙の資料についても、クラウドサービスを活用し、あらかじめそこにデータを入れておけば、外出先からもいつでも閲覧できます。また、どうしても印刷する必要があれば、オンデマンドプリントサービスショップやコンビニエンスストアのネットプリントサービスを利用すれば、出張先の現地で出力することが可能です。出張時の荷物を減らすこともできます。

―お話を伺っていると、効率的で快適な出張を実現するためには、日ごろからすぐに「仕事モード」に入れる習慣を身に付けておくことが大切と言えそうです。

上田 そうですね。出張が決まってからいつもと違う仕事のやり方をすると、抜けや漏れが生じる恐れがあります。

私は学生時代に起業しましたが、そのころから現在のスタイルを変えていません。ただし、外で仕事をしようとするとある程度の制限もあります。たとえば飛行機や新幹線の座席です。足元が広くテーブルが広いほうが快適であることは言うまでもありません。さらに電源コンセントやインターネット接続サービスも必須です。

私はそのために、飛行機や新幹線の座席にもこだわっています。飛行機では料金が高くなってもシート間隔が広い席を取ることが多いですね。新幹線なら、電源コンセントのある、最前列窓側の席を選びます。足元が広いことに加えて、テーブルも大型でノートパソコンを置いても苦にならないからです。

現地でしか体験できないことに触れる

―国内外のさまざまなところに出張に行かれていますが、現地での快適な過ごし方について教えてください。

上田 現地でしか経験できないことに触れるのが大切ですし、私にとっての楽しみの一つです。出張先で必ずといっていいほど訪問するのは、地元の書店です。

仕事に関係しているということもありますが、その地域の書店にしかない品ぞろえや展示を見ることができるからです。東京では見かけない本が山積みになっていることもあります。なぜそんなに売れるのか、考えるきっかけになりますし、実際に書店員さんに話を聞くこともあります。

海外出張の際にも書店は回りますが、それ以外にも地元のスーパーマーケットによく行きます。当たり前ですが、商品構成や価格も日本とはまったく異なり、文化の違いを感じることができます。

さらに、出張先で楽しみなのはやはり食事です。現地で会った方にお勧めの店に連れて行ってもらったり、ホテルの近くを散歩しながら見つけた店に一人で入ったりします。海外では、表通りよりも裏通りに、いいお店があることが多いですね。

―ビジネスパーソンの中には、出張の移動時間を情報収集や読書の時間に充てる人も少なくありません。情報への接し方について上田さんからアドバイスをお願いします。

上田 インターネットの発達によって、膨大な情報が瞬時に手に入るようになりました。利便性は高まっていますが、その一方で懸念されるのは、情報の受け取り方の問題です。評論家や記者、ブロガーなどの意見を「いいね」したりシェアしたりすることで、自分の意見を言ったようなつもりになっている人が多いように思います。一部の切り取られた情報をもとに、さらに一部の人が言ったことを鵜呑みにしていては、それに振り回されるだけです。何が正しいかは自ら行動し獲得したものからしか得られません。質の高い情報に接し、吸収することで初めて正しい判断や解釈ができるのです。その点で、書籍は情報の密度が高いものが多いと思います。

オーディオブックであれば、出張時、飛行機や列車などで移動しているときでも手軽に聞くことができます。多忙で日ごろ本に触れる時間がないというビジネスパーソンの方も活用できるでしょう。

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