三浦:私もサラリーマン投資家ですから、その気持ち、わかります。専業だと、悪いスパイラルに入ったとき、冷静でいられるかどうか……。無理だろうな。
DUKE。:定期収入があるって、ありがたいですよね。
兼業投資家として成功するヒントは目の前の仕事にある
三浦:それに、有利な条件で銀行から融資を受けるためには、大企業に勤務しているとか、弁護士のように社会的地位が高い職業に就いていることが、大きな意味を持ってきます。
DUKE。:三浦さんは不良債権や融資の仕事が不動産投資にプラスになっていますし、私も経理・財務の仕事が企業分析に役立っています。兼業投資家として成功するヒントって、目の前の仕事にあるんですよね。
三浦:そうだと思います。営業スキルの高い人は、大いに役立つと思います。不動産投資で成功するには、コミュニケーション能力も必要です。いい物件の情報を得るためには不動産会社と、融資を受けるためには銀行と交渉する必要があります。
物件を入手してからも、借りている人たちとのコミュニケーションが重要になります。なかには、住人たちと定期的に飲み会を開催して、不満を聞いてどんどん改善している大家さんもいます。
DUKE。:今は兼業で投資をしていますが、私たちも、いずれ会社を辞めるときが来るじゃないですか。
それは、アーリーリタイヤかもしれないし、定年かもしれない。いずれにしても、そのときに、おカネのことで不安にならないように、会社員として給料をもらえることに感謝しながら、今の仕事を生かして投資スキルを磨くことが大事ですね。
(構成:鈴木 雅光)
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でゅーく。
個人投資家。テクノファンダメンタル派。米国公認会計士。慶應義塾大学を卒業後、東証1部上場企業に入社。管理会計、経営計画に長く携わり、経営陣への収益分析報告の責任者を務める。2003年、結婚と同時に株式投資を始める。手痛い大失敗を繰り返すも、ライブドアショック、リーマンショックを乗り越える。その後、ウィリアム・オニールの投資法に出会い、開眼。以来、自身の「新高値ブレイク投資術」の改善を続けている。2014年、株式投資での累計利益が1億円を突破。2016年の日経平均株価がマイナスに沈む厳しい環境下でも、1億円の利益を達成。家庭では3児のイクメンパパ。好奇心が旺盛で、旅行と新しいことが大好き。将来、宇宙旅行に行く予定。東京おもちゃショーに家族を連れて行くかたわら、玩具会社の銘柄調査や流行チェックを行うなど、楽しみながら一石三鳥の株式投資を実践している。個人投資家に役立つ情報発信を目指して、日々、ツイッターやブログを更新中。著書に『1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術』(東洋経済新報社)がある。
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みうら たかし / Takashi Miura
総投資額25億円の不動産投資家&ノンバンクの融資担当者。1998年に大手金融機関に入社し、1年目より債権管理部にて不良債権処理を担当。2005年 外資系投資会社へ移り、不動産投資や不良債権投資を担当。2012年 国内系ノンバンクにて不動産担保融資を担当し、日々持ち込まれる少々難ありの傾向が強い物件の査定を行っている毎日。2009年から不動産投資を始め、現在、総投資額25億円、33棟461室の収益不動産を保有。首都圏での1棟RC物件への投資を中心に、区分マンションや戸建てなど幅広く投資を行っている。不動産投資を行っていることは、会社には秘密!! 投資家と融資担当という両方の視点から語る「不動産投資新聞(楽待)」のコラムは人気を博している。