これから買えそうな銘柄はどれか 日経平均はボックス相場入り?

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割安度を測るための株価指標はいくつもあるが、PBRが1倍未満ということは、時価総額がその会社の解散価値を下回っていることを意味する。

恒常的に黒字体質である銘柄がPBRが1倍を割れているということは理論的には説明がしにくいが、特に2008年のリーマンショック以降はそうした異常事態が常態化してしまった。今後は異常から通常の状況へ戻るだけで、PBR1倍割れ銘柄の株価は水準訂正が進む可能性が高い。

また2ページの表の顔ぶれを見ると、割安放置されていただけあって小粒で地味な銘柄が多い印象を受ける。裏返せば、まだ手垢がついていないため、上昇余地がある銘柄が残されているともいえるだろう。投資には総合的な判断が必要なため、このランキングに顔を出しただけで「即買い」というわけではないが、今年大化けを狙えるお宝銘柄の発掘に役立てていただききたい。

「株式ウイークリー」編集長 藤尾 明彦

 ※上記の銘柄を含め、本情報は、投資の参考となる情報提供のみを目的としています。投資に関する決定は、ご自身の判断で行って下さい。
藤尾 明彦 東洋経済 記者

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ふじお あきひこ / Akihiko Fujio

『週刊東洋経済』、『会社四季報オンライン』、『会社四季報』等の編集を経て、現在『東洋経済オンライン』編集部。健康オタクでランニングが趣味。心身統一合気道初段。

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