政界渡り鳥「小池都知事」の可能性はあるのか

政治的空白を突いた出馬表明の行方

6月29日、都知事選への出馬意思を表明した小池百合子氏。その運命は?(写真:日刊スポーツ/アフロ)

まさに24年前、ニュースキャスターから政治家に転身した当時と同じ心境ではないだろうか。自民党の小池百合子衆院議員が6月29日、東京都知事選に立候補する意思があることを表明した。

7月14日に告示・31日に投開票される都知事選だが、各党とも候補者選定が難航している。いまは参院選を戦わなければならず、都知事選だけに集中できないからだ。とりわけ自民党と公明党にとって、過去に擁立した知事が2度続けて不祥事で辞職したという苦い事情があるため、3度目の失敗は絶対に許されない。

“本命”は桜井俊前総務省事務次官だったが・・・

そうした事情の下で、自民党東京都連の“本命”は桜井俊前総務省事務次官だった。桜井氏はアイドルグループの「嵐」のメンバー・桜井翔の父親で、知名度は抜群。さらに政治家ではないため、政治資金の不祥事が出てくる心配もない。

しかし東京都連の説得にもかかわらず、桜井氏は出馬を固辞し続けた。そのはざまを縫って名乗りあげたのが、元防衛大臣であり環境大臣の経験もある小池氏だ。

「崖から飛び降りるつもりで、その覚悟で挑戦したい」。29日午前11時に小池氏が開いた会見は、絶妙なタイミングといえた。

次ページ小池氏は超人的な嗅覚を持っている
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
情報の裏側<br>ググるだけではカモられる

スマホの登場で簡単に情報を手に入れられるようになった。一方、エセ情報も氾濫。情報洪水の舞台裏と、荒波を泳ぎ切る実践スキルを紹介する。佐藤優氏、池上彰氏…情報賢者が登場。