アラフォー女子?性別の耐えられない重さ むき出しのままの「女」より、ちょうどよい感じの曖昧さを

✎ 1〜 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 最新
拡大
縮小

“女子”を名乗るという、ごく自然なこと

女性同士が集まって会食する「女子会」や、女性としての能力の高さを表現する「女子力」など、近年、女性が自分たちのことを“女子”と表現しているのを、しばしば目にします。

そこで問題(?)となるのが、この用語の適用範囲。

繊細でデリケートなハートを持つ現代の男性の中には「アラフォー女子の正しい婚活」といった用法を目撃してしまうと、

「40歳にして“女子”とは何事か。BBA(ババアを意味するネットスラング)がおこがましい」

と悲憤慷慨してしまう人もいるようです。

しかし私は今の世の中において、女性が自分たちのことを“女子”と呼ぶようになったのは、ごく自然の流れではないかと感じます。

次ページコミュニケーションの進化と肉体からの解放?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT