フェイスブック復活の鍵を握る、女帝の素顔

ザッカーバーグの懐刀に見る、新しい女性像

「シリコンバレーでもっとも顔の広い女性エグゼクティブ」「もっとも成功した重役の引き抜き」「世界のビジネス界でもっとも影響力のある女性のひとり」――。

このようにいろいろな言葉で褒めそやされているのが、シェリル・サンドバーグだ。サンドバーグは、泣く子も黙るフェイスブックのCOO(最高執行責任者)。巨大SNSサービスの日々の運営を任されている人物である。最近は、フェイスブックの役員会にメンバーとして加わったことが話題になっている。

Bloomberg via Getty Images

サンドバーグが2008年にグーグルからフェイスブックに移籍することが決定した際、フェイスブックの創設者兼CEO(最高経営責任者)であるマーク・ザッカーバーグは「ものすごく安心した顔をしていた」と言われている。

フェイブブックがユーザーをどんどん増やし、多方面にわたって目配りが必要な局面に入って、ザッカーバーグはそんな重荷を自分一人では支えきれないと感じていたのだろう。かと言って、重要な仕事を安心して任せられる人材はそんなに簡単には見つからない。

ザッカーバーグが本気のスカウト

サンドバーグにあるパーティーで出会ったザッカーバーグは、その後何カ月にも渡ってサンドバーグと話し合いを続けたという。創設後わずか数年のグーグルに加わったサンドバーグは、主に当時始まったばかりの検索広告ビジネスを担当してきた。周知の通り、グーグルはこれで巨大企業に成長する。

8年間在籍して、最終的には広告部門のグローバル・オンラインセールス担当副社長を務め、シリコンバレーでも実力者として頭角を現していた。 だが、グーグルではCEOのエリック・シュミットと2人の創業者の3人体制で経営が行われ、彼女が経営に参加する余地は残されていない。そのことに悔しい思いを抱いていたサンドバーグにとっても、フェイスブックからの誘いはタイミングよくやってきた機会だったのだ。

各業界に顔が効き、実力が証明済みのサンドバーグを得て、ザッカーバーグはフェイスブックの成功が確実なものになると感じたに違いない。

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